月曜日

ローマ大学非平衡の研究会でイタリアの島にいくのだが、ローマ大学はガラスの統計力学の拠点でもある。そのグループの実質的な研究推進者であるとまそ(りっぞ)さんとるか(れうじ)さんに会う。ぼくのピュアガラス模型の宣伝とそれにまつわる議論、および、彼らがやっていることについてこみいったことを聞くなど。。

僕の話では、先月やって、まだ、誰とも議論したことがないダイナミクスの話に時間をたくさんとった。ぼく自身が納得しきっていないこともあって、おかしいなぁ、、と。この部分は、数値実験しかないのだけど、平均場描像と期待されるのとは違うし、どう考えればいいのかな、、、と。議論しながら、あと一歩踏み込んだデータ整理をした方がいいことにぼくがなったので、東京に帰ったら、ちゃんとやろう。統計力学の部分については、転移に至る描像やモデルについては、おそらく完全に理解してもらえたけれど、ここまできたら、あと一歩、ちゃんと議論できるまで欲しいよなぁ、、、と。どうすればいいだろう、、と。すぐに思いつくのはこれだけど、、うにゃうにゃ。。。で、このすぐに思いつく話が、彼らがやっているのと密接に関係している。彼らがarXiv にあげている部分についても直接肝を聞いて、中身を納得したし、、、で、僕が一番気になっていることについて、質問したら、進展状況をあれこれ教えてくれた。ここには書けないけれど、うー、あー、おー...というあたりだな。一言でいって、有限次元ガラス転移問題はもう王手かかっていて、どこがどういう形で突破するのか、緊張する状況だと思う。(出た後では、本当何にもならない。)緊張感が高まった。

しかし、ローマの道は分かりにくい。大学からホテルの帰りに、地下鉄でスペイン広場にいって、トレビの泉経由でホテルに帰ろうと思った。スペイン広場は地下鉄の駅のそばだからいけたけれど、トレビの泉は結局いけなかった。(スペイン広場は、ジェラード食べられないし、そもそも人で溢れかえっていて感慨ないぜ。)完全に道に迷って、地図みてもわからんし、もう適当に歩いていたら、見た風景に到達して、中央駅にもどっていた。謎だ。。朝も大学にいくのに25分のところを55分かかったし。。(それでも大学いくときは、迷ったらまずいので、要所要所でipad で確認しながらすすんだんだけどな。ipad なかったら2時間あってもつかないわ。)疲れ果てた。