金曜日

ローレンツ祭:朝7時前に家を出て、ホテルに着いたら22:00。展示もなく、案内も扉にはった一枚しかなく、雑談だけするだけ。人が来なかったら、仕事をするつもりだった。結局、仕事は全くしなかった。

「感じとして分かるのが好きなんです。素粒子とかだとそういう気がしなくて、非平衡はどうかな。。と」(あぁ、身の周りにあって親しみやすいということか?うーんん。。僕の心の声)「例えば、どういうのが感じとして分かった例なのですか?(ぼくの表の声)」「イデアルとか...」「......」。「感じとして分かる」というのが好きで非平衡イデアルか....。何となくわからなくはない。とりあえず、今月の数理科学の記事を勧めておいた。(2回生か3回生か忘れたし、名前を聞かなかった。ぼくのやっていることの説明はしていないので反応は分からない。)

「気象に興味があって、でも実際に物をつくりたくて、数学が好きで、データ解析も...。興味が発散していて..。」の2回生の彼は、僕がやっていることの説明の応答は抜群だった。実験やフィールドができそうなので、そっちにすすむのが良いと思うけれど。

2回生まで生物やろうとしていて、転向して物理をやろうとしている、という4回生の彼の目つきや、O大学やI大学から来た人たちの積極的な雰囲気も印象に残っている。午後後半に来た3回生もよい顔していたが、最後は疲れていたので、あまり話をしなかったかもしれない。4回生にとっては研究室選ぶも兼ねているのかな。。それはそれで当人にとって大事なことだけど、それは根拠ない気分で決めていいのだと思う。(入ってからの方が大事だし。)[僕は、今の2回生が大学院進学するときに色々な話をできたらいい。]

おそらく4回生との話で出たのだけど、「普通の理学部の講義ではやらないけれど、きっと面白いと思えること」って色々ある。今日、情報論の話が出たので、それを皮切りに、計算論や関連する話などもしていた。2回生か3回生を対象にして、そういう関連のセミナーを開くのはあってよいなぁ、と思っている。あるいは、何度か質問も出た熱力学第2法則や等重率の原理についての論文集のセミナーとか。EinsteinとOnsagerを読むセミナーでもいいな。(全くの趣味としてやるのがいいので、単位とか関係なしに、マニアだけ。。いるのか?)それらは、軌道に乗るまでは無理か。でも、来年度、「通常の講義でない何か」を一つはするつもり。

あと、懇親会で、「佐々さんのやろうとしていることの面白さは全く分からない!」と言い放ち、「off lattice でpure glass なんてあるわけないじゃないすか!」とM2の学生が僕に喧嘩をうってきたのは面白かった。色々な話をすると、嗜好が微妙に違うだけで、遠くからみたときの興味の重なりは多いと感じるんだけど...。(でも曲がり角かな。前ほど楽しそうでなかった。4年生のT君、M1のS君、D1のK君と同じ高校出身で、最近、僕の周りに重なっているなぁ。)

今は完全アウエーでほとんどの人を知らない。9年後には1回生からD3まで知っている人がたくさんいるようになるだろうか。そうなったらよいな。