日曜日

岩井論文の赤入れ:何とか卒業までに投稿にもっていきたいが、1〜3月の予定がはちゃめちゃなので、ぎりぎりかなぁ。ネットワーク上のSIR模型では熱力学極限における流行相でも流行がいつも生じるわけではなく、パーコレーション問題のパーコレート相でいつもパーコレーションが生じるのとは様相が違う。つまり、流行相で流行が生じるかどうかは確率的である。(簡単な模型で)そのようなことが生じる機構をはっきりさせ、その確率を転移点近傍で係数込みで計算する。パタン化された問題設定やパタン化された解法と全く違って、問題設定から解決までカラフルでいい感じの論文になりつつあると思う。[修士課程修了後に就職する学生が論文投稿して卒業した例はまだない。岩井君がその第一号になるか...]

25, 26の大学院講義の準備:結局、2日かけて、matched asymptotic expansion をすることにした。初等的な例題を超えると答えは何とか出せるけど論旨を完全に理解できない。しかし、特異摂動の典型例には違いないので、やらないわけにはいかないし。。初等的な例題だけで終わると、実はやる意味もない。