火曜日

会議。会議前、うどの話を5分で教えてもらう。プレプリントは打ち出していたが読んでなかった。。講演、コーエンさんは、くるっくす/じゃるちんすきー批判?そこで挙げられていた論点は、僕は全て考えたことがあったので、言っていることは全部理解したつもり。ただ、言い方は非常に悪く、あれでは「警告」にならないよなぁ。。(うどは呆れて相手したくないオーラ全開だった。)司会が最初に僕にあてなかったし、議論はおかしな方へさらに流れていったので、質問はまぁいいとして、昼食後に話かける。結局、夕方のセミナーがはじまるので、みんな来いよ、と呼びにくるまで、ず〜と話をしていた。

僕の言葉で主張を言い直すと:「概念分析が不十分なままに数式の結果に踊らされている可能性があるのではないか。」例えば、次の3点が気になる。第一に「くりすの式だと...について分かりやすい説明はできるのか?」第2に、「ゆらぎの定理で.... はどう理解するのか?」第3に、「くるっくすが論文で書いている....と...の場合の対応はどうなっているのか?」3つの問題提起をあげれば、現在でも明晰に理解されていないことばかりだと思う。(それらは数理的には一点の曇りもない。そのことはコーエンも認めている。)昼食後の長い話の中で、でた話題はちょっと書ききれないくらい。僕が知らない話もあった。「「1937年の会議で、「統計力学相転移を記述するかどうかを公に議論した。挙手で決めれば、半々くらいだった。チェアーのくらーまーすは、熱力学極限の重要性をその時点で指摘していた」とそこに参加したうーれんべっくが言っていた。。」」とこーえんが言った。他に、非平衡熱力学をめぐる話、流体方程式をめぐる話、非平衡統計の話。。基本的には、「最近の研究に期待はするけれど、警鐘をならしたい」というので一貫していた。

ふぇりっくすの話は、いつもよりずっと分かりやすかった。(aging 系のFT と有効温度。)実験でなくて、理論と数値実験だからか。論文はちらっと見たことはあったが、読んでなかったので、今回で主張は完全に理解した。本当かなぁ。。理論的に理解できるかどうかがカギだが、できる気もするけれど、成り立つ気がしないなぁ。。。

残りの時間は、河合さんと話。昼ごはん前に僕たちのメインクレームをさっと話をして、さぁ、どうしましょう、、といきなりそこから入った。会うたびに、河合さんが色々な見方や考え方をもってきてくれるので、僕の理解も一気に深まっている気がする。(河合さんと関本さんたちの論文(PRLでない方)で僕たちにはよく分からなかったところは聞いた。)帰り際に提案してくれたのが面白くて、これはいいかも、、と言っていたけれど、帰っている途中でダメなことが分かったような気がする。[関本さんと河合さんが考えている機構は、ほとんど全ての系で働かないんじゃないか、というのが僕(たち)の意見。]今日、明確に成り立つ例が少なくともひとつあることは学んだけれど。。明日は、ぶるぴあにさんも交えて議論をする。

明日の講演の準備をしないといけないが眠いので、一旦寝ようか。。