土曜日

2階にピアノを置くために補強工事をお願いする。そのため7時におきる。睡眠時間が少ないまま、今日は、i)事務案件二つをそれぞれあのあたりまで、2)査読をあのたりまで、、で余裕をみながら 3) エネルギー、体積、運動量浴の確率過程模型の実装 ができたらいいかなぁ... と思っていた。結果、2) が跳んだ。1) はまぁ予定どおりまで強引に押し込んだ。3) は気合が入って実装するとことまでやった。

3)の話:式の上では単純でも数値実験可能にするにはあれこれと工夫が必要である。先日、逆誤差関数云々とかいっていたけど、それは単に途中で計算を間違っていただけだった。結局、「方程式を解くルーティン」をどうしても挟まざるを得ない。途中から引くに引けずの状態でそれと戦っていた。基本的には繰り返し演算で収束させるのだが、こういうのに普遍的なものはなく、「方程式の癖」に大きく依存する。そして、「方程式の癖」は背後にある物理過程とも密接に関係している。最初慣れないうちは、たちの悪い方程式やなぁ...と中々てなづけれなかったが、軽いうたた寝をしておきたら癖が見えた。よく考えれば全く論理的でないが、秘密の処方箋を導入すると、時間発展ステップごとに解きたい方程式を速やかに解いてくれるようである。こんな部分はおそらく論文には出ないし、のたうったのも2,3時間の話だが、実に気持ちいい。

それで、この(T,p,u)リザーバーを両端につけて T だけ変えて、1自由度だけ挟むと...よしよし、手で解けるのと矛盾がない。計算時間もこれくらいなら大したことない。次の機会で、このリザーバーで大自由度ハミルトン系(断熱ピストン)を挟む。運動量が環境に流れるこの設定では、希薄極限で運動論の結果と一致すると予想しているが、どうだろう。運動量の流れの影響の明確なイメージをつくれるだろうか。相互作用の影響はどっちにでる?理論はどうなる?推定3時間くらいでプログラムを書けるはずなので、どこかの隙間でやる。