日曜日

ゆっくり起きる。朝、 明日の講義  の準備。ちょっと詰め込みすぎかな。準備終了後は、楽しい気分になる。色々としんどかったことが吹っ飛ぶ。前回の導入を受けて、まずは無茶苦茶簡単な例題に対してミクロから考えてみよう、という導入編の続きである。導入編だが、論文としては1950年前後の研究から入る。文献としてはカークウッドだが読めないので、その簡単版。(あくまで推測だが、オンサーガーはこのことは知っていたと思う。)カークウッドに入る前に気になることが山のようにあるだろうからそういう注釈もする。その一つは、先週、(なぜかいた)作道さんが指摘した「境界条件/環境の指定」についてで、これは真面目に考えると何度も頭がぐらぐらすることになっている。そういう一般的な注意やそれにまつわる諸々を入れながら、カークウッドの定理の紹介までをめざざす。(証明は来週。昨年の秋に中村さんに教えてもらった方針で示す。)

午後からは、運動量浴について真摯な検討。なぜそれが非平衡のみで必要になるのか。運動量浴から受ける力が満たすべき普遍的条件は何か。これらはまだ完全に見えてなかったのだが、午後を全部使って分かった。多分、これで全て見通せた。(ただし、何度も書いているように、全て河合さんがストックホルムがおっしゃっていたことに尽きている。僕はその数理的な表現を明示的にしたにすぎない。)あぁ、気持ちいい。色々としんどかったことが吹っ飛ぶの2乗くらい。