土曜日

 会議  の準備。 先端拠点事業  というのがあって、それに関するイベントである。この事業は、昨年度までの2年間、太田さんが代表でやっていた「ソフトマター非平衡ダイナミクス」の拡大延長版(3年間)である。1年くらい前に拡大延長版申請の代表を打診されたとき、0)情報を前に出してタイトルを変えること 1)それに関わるメンバーを増やすこと、を僕からの条件として出し、2)昨年度までのメンバーを引き継ぐこと という太田さんからの条件を受け入れ、最終的に拡大延長版の申請をすることにした。数年前に、特定研究で、太田「非平衡ソフトマター」と樺島「情報統計」が走っていたが、その部分融合みたいな事業になっている。(僕はどちらのメンバーでもなかったけれど、両方の研究会に出たのは僕だけだと思う。)やるからには真面目に考えていて、移行審査資料も時間を結構かけて書いた(昨年6月)し、ヒアリングも膨大な時間をかけて準備した(昨年11月)。そして、学問的にも「自分にとって有用」な形にしたいと思っている。
 物質として「ふにゃふにゃしたもの」というか、主として、「生体の中で機能しているようなもの」について、その新しい作動原理を見出したい。そのためのひとつのとっかかりが、「ソフトマター」と「情報」の接点にあり、それを結ぶのが「非平衡ダイナミクス」だと思っている。書類にそう書いたし、ヒアリングでも強調したが嘘ではない。具体的にどうやって... というと、そう簡単ではない。この事業に参加するそれぞれの研究者が、仏独とのそれぞれの交流計画によって自分の研究をすすめられるのがまず第一だけど、そういうのを全部を見ながら僕にフィードバックできればいいな、、と。だから、前の事業では参加者全員が集まる機会はなかったのだけど、今回はまず一度全員で会って、ともかく「僕に」話を直接聞かせてほしい、ということから企画した。徹底して主体は「僕」でありたい。正直、そうでないとやってられない...と思うことも多々ある。。

 夕方から、11月講演(高校配布版)の作業を続ける。何とかゴールが見えてきたかも。