月曜日

大学院講義とぽけぜみ:今日を終え、残すところ最終回のみになった。(7/15 の海の日を理解していなかった。7/22 と思っていた。)

大学院講義は30人を一度も下回ることなく最終回を迎える。今日は量子系の線形応答理論。大分簡略化されてきたが、あと少し無駄がある気がする。次は最終版を...。量子系だけであと2回はとりたかったかな。。次回の最終回は、流体方程式のミクロからの導出で、6月に公開した話を75分にまとめる。福間さんたちや国広さんに喋ったときは150分だからその半分圧縮版か。レポート問題もつくりはじめる。

ぽけぜみは、1回生ばかりなので、駒場の全学ゼミのようにはいかなかった。(駒場の全学ゼミは主力が2年生だったしなぁ。)それでも、後半になるにつれ、アドリブで少し複雑な計算を黒板でさっとやってのけたり、自然で面白いアイデアをさっと出して黒板で説明したりする機会が出てきた。本が全くないままにエントロピーを考えていくという無茶な話だったが、何とか形にはなったかな。今日は、第2法則を見かけ上やぶるような装置として、ある幾何学的非対称性をもった系を学生が提案して、「あれ、おかしいなぁ、破れるなぁ」と全員がくびをかしげる、というのが山場だった。関連事項として、ファインマンの歯車を僕が紹介する。来週はこの話の解決編やデーモン話の続きやその他エントロピーの諸々に関する疑問や可能性を片っ端から列挙して終わる予定にしている。