土曜日

仕事が増えれば、もっともしたいことにさける時間は少なくなる。研究者のもっともしたいことは、大概、不毛な時間をつぶすことにしかならないので、「仕事をこなす」のとは完全に直交している。このふたつの両立は、教員・研究者だけでなく、「一般的業務」と「自分のぎりぎりを賭けた行為」の両側面をもつ全ての職業に共通だろうし、また、院生等の予備軍にも同じことはいえると思う。

さて、この折り合いのつけかたは、試行錯誤しながら、色々と自分なりにかえてきた。時間割で工夫するとか。日割で工夫するとか。結局、最近の僕は、工夫は最低限に抑えることにした。結局、工夫したところで解決する問題ではないから。そのかわり、仕事はできる限り迅速にするように心がける。(締め切り等はできるだけ前倒ししておく工夫をするなど。)後は、本能にまかせる。研究したければ、ほっといたってするだろう。忙しくてできない、、という言い訳をするくらいなら、その程度の意欲だったのだ。もし、研究が一般業務*1の邪魔をしはじめたら、「仕事優先」の呪文を唱える.. と、フラストレーションが生じて、のたうちはじめるが、のたうっていい。(そこで研究優先にすれば、自動的にミニマムにはいって楽になるが、これは長期的にはロクな結果にならない。)

とは、いうものの、うまくいかんです。

*1:一般業務といっても、研究に関わる仕事も多い。ここでは、傍目には何もしていないようにみえるのを研究とよんで、それ以外を一般業務としている。