木曜日

パリ会議の講演の準備:講演は最終週だからパリで準備してもいいのだが、パリにいるあいだはパリにいることでしかできないことに時間を使いたいので講演準備の大体は日本にいる間に終わらす予定。紙の裏にプロットを書いていくが、どうもしまらない。。とある異世界の場所のソファにすわって紙をにらんでいると、核となる線がみえてきた。うん、これで、いこう。で、肉付けのプロットはすいすいいくかと思いきや、うむむ、止まってしまった。

講演で議論する自分たちの研究は、(i) Hatano-Sasa + alpha, (ii) Komatsu-Nakagawa+ alpha, (iii) Sasa-Tasaki の一部 にする。(Harada-Sasa は文献だけちょろっと。Sasa(LD) は Komatsu-Nakagawa のおまけとしていれる。げ、Genova と Dresden のPPT が一枚も使えない...) で、つまったのは、(iii) である。

Sasa-Tasaki のエッセンスは、「熱流などの非平衡性がもたらす統計的重率の変化を力学を介して捉えることができるとき、熱力学拡張可能性を過不足なく議論できる」ことにある。しかし、この命題は難しいよなぁ。「局所詳細つりあいがなりたつとき、非平衡度の2次までの寄与では、定常分布の形として普遍的な表現がある」というKomatsu-Nakagawa に比べると無茶苦茶難しい。難しいままではいかんので、噛み砕こうとする。やば、、はまりはじめてきた。8月があと1週間欲しい。