金曜日

うーむ。難しいな。そりゃ、そうだ。5年前に考え抜いてみえきらなかったことがそう簡単にみえるわけないか。今、指をおって数えた。5年前か。。5年前の8月末は、ちょうどDLGでSST ができることがわかった頃で、9月から熱伝導系の数値実験を半年間することになる。ギャップをほぼ完全に制御したり、壁に(論文の言葉での)p-wall と mu-wall があることを認識したり、というあたりまでは比較的順調にいったが、結局、みたい描像を的確に捉えることができなかった。失敗の試行錯誤から学んだことは多いけれど。

そういえば、5年前の9月は、中原さんのところへおしかけて、乾燥破壊の実験をもういちど立ち上げようと煽動したときでもあった。Physics Today (今年の何月号だっけ?)の裏表紙を飾るほどに認知されてきたのは個人的にも大変うれしい。[素晴らしい現象の発見なのに、埋もれていたのは勿体なかった。]勿論、毎週一度の徹夜実験を5年間継続しているからこその進展であるのだけど。