金曜日

朝、Bouchaud さんを迎えて、岩田さん、みやまくん、太田君、中島(哲)君が自分たちの研究を発表する会を開く。2年前に、Chris (Jarzynski)を迎えたときと同じ感じなのだが、Chris は(自宅に招くほどの)知り合いだったのに対し、Bouchaud さんとは個人的なつきあいがあるわけではないので、色々と不安だった。

しかし、結果として、このイベントを企画してよかった。院生たちは、自分たちの力量の範囲で、精一杯のプレゼンができてたし、Bouchaud さんからの色々なコメントは実に有意義だった。

僕は主に立ち話と発表会時のときの議論に参加しただけだが、彼の回転の早さはよくわかった。僕たちが気にしていて(まだ手をつけていない)とある問題に対して、有用な方向性と有用な文献を具体的に教えてもらった。彼の最近の話もちらっと聞いた。(preprint でざっと目は通していたが、直接聞くとポイントがわかる。)

午後、田崎さんがpreprint 登録して、論文を投稿してくれたので、パリ会議で興味をもってくれた人たちに論文をおくる。多いな。。こんなにいるのか。(あ、いくつか抜けている。木曜日に追加しよう。)朝の件で疲労していたので、こういう作業でちょうどよかったかもしれない。

夜、うーん、刺激がまだ残っている。Bouchaud さんの年齢は僕と近いはずだが、彼がもっとも活動していた90年代、僕は眠っていた感じだ。自分の内側で、何がしかの意識が明示的に変化したように思う。起きよう。