木曜日

熱伝導中の球:新生SST 応用その1なんだが、局所平衡のバルク寄与が消えるところで、境界(SST-)自由エネルギーだけでいいじゃん、、という指摘が田崎さんからくる。いや、そうなんだけど、そうすると出発点無茶苦茶でも結局そう寄与を考えるのがコロイド業界の標準なので、傍目には区別つかないのが何だかもどかしいとかなんとか、、という返事を書く。それを考えた上で、昨夜やろうとしていたのは、そういう寄与を全部抜いたところの計算だった。

メールを書きながら、まぁ、実際はそっちの寄与が大きいのは確かだしなぁ、、とふらふらしてくる。講義後、院生との議論をすませて、本郷の佐野研にいく。SST によるソーレ効果の説明をする。佐野さんたちの現在の理解は、結局、僕たちの式と質的に同じもので、昼間の危惧をそのまま体感したものだった。(ただ、理論的にその式を出せるのは、今のところSST しかないのは百パーセント間違いないのだが、あまりにもえいやぁの近くだからなぁ。。。)さて、どう展開しよう。

ところで、最近、数字評価というのが至るところではやっている。講義にも学生による評価点がつく。しかし、結果が返ってきても、ちゃんとみていない。自分で悪いところはよくわかっているし、その改善努力は常にしようとしている。(あ、今年、物理数学1回目なので色々とまずいのはわかっている。すまん、来年はもうちょっとちゃんとやる。。。って、来年とるのは別の人たちか。)それでも、そういう数字評価で無茶いいのと無茶悪いのは参考になるだろう。5点満点で2.8 と3.5 にたいした差があると思わないが、教官の中でいちばんいいとかいちばん悪いのはデータとして意味を持っている、、と思っている。

で、ちゃんとみなくて気がついてなかったのだが、今日、ゴミを整理していたら、今年の評価表がでてきて、それに平均点のほかに最低点と最高点がついていた。(そんなの今まであったっけ?) へ、、、、、「熱意がある」の項目、基礎科目担当教員の分類の中で、最高点は僕だ。(実際、凄い点数がついている。)念のためにいうと、僕自身の判断で、僕よりも熱意をもって講義にとりくんでいる同僚の先生を知っているので、この項目は「熱意がある」ではなくて、「教員が熱意をもっていることが伝わる」と解釈すべきである。(鬱陶しいわけだな。)ま、それでも素直に嬉しい。今年の夏学期1年生の講義の自己評価は高くなく、少し落ち込んでいたのだが、こういう表をもらうと元気になる。そんなことを日記に書くなよ、、とも思うが、嬉しいのだしいいじゃないか。