土曜日

一日かけて、火曜日の基礎科学科談話会(17:50〜18:50 @ 駒場16号館827)の準備をする。今日、ひととおり最後まで構成を書く。3部構成で、第1部が一般的動機、第2部はゲスト講演者として佐野さんを招いて、ソーレ効果の最新の実験結果を紹介してもらう。第3部が SST - Soret 効果を例題に - である。第1部スライド8枚(10分)、第3部スライド10枚(15分)をつくった。佐野さんの第2部は25分でお願いしてある。あわせて50分。質問があったとしても1時間でおわる。この談話会、基礎科の教員が順番で担当していて、しかも原則2人で登壇するシステムになっている。どうしようか、、といくつかの案を考えたけれど、結局、SST がらみにして、実験と組み合わせることにした。

ところで、12月11日の談話会で僕が誰かを招いて喋ることは7月の会議で決まっており、佐野さんの了解を得て中身を適当に書いた広告は1ヶ月ほど前からエレベーターの中に貼られている。え、ソーレ効果のSST による表現がみえてきたのはつい3日前の水曜日では? 全く時間の順序が無茶苦茶であるが、そういうものである。

SST の帰結として、ソーレ効果がポテンシャル力でかけることは1ヶ月前からわかっており、そのポテンシャルを具体的に評価するのは宿題のひとつにしていた。普遍性が強い版のSSTの崩壊によって、体系の価値の程度をみきわめる必要が生じたため、その宿題を最優先にやることを決意したのが先週の水曜日だった。いい塩梅に談話会までに最低限の格好はついた。(佐野さんにもらった実験データをみながら細かいところまでもうちょっとつめる予定である。スライドには1行か2行しか反映しないが。)