日曜日

シャボン液に蜂蜜をまぜると、遥か遠くまでシャボン玉が飛ぶことを知って(次女と一緒に)喜ぶ。

さて、ソーレ効果...。実際の問題では熱力学より統計力学が遥かに簡単ということに気がついて、熱力学の計算をやめる。色々なことが簡単にでる。とくに、局所平衡の寄与が完全に消えることは速攻だった。この式をみていると、常にゼロでないかと思えてくる...。とくに、表面近くの界面エネルギー、、という甘い考察で説明できる代物でないことはよくわかった。つまり、その手の直観的な寄与はすべてキャンセルするのだ。完全でゼロかというと、表面近くでの色々な可能性を考えるとゼロとはいいきれない寄与があることはわかった。(具体的に計算するなら運動論しかありえないくらいのゴチャゴチャである。)全く、こやつに何かの意味があるとは思えない。しかし、しかし、、こんな変態なくせして、ポテンシャルがあるのである!

大変面白い。ソーレ効果は19世紀に発見されていたものである。たとえば、計算機実験をするなら、すぐにでもできる。力の精密測定はこの10年でやっとたちあがあってきた、という意味では現代的な課題である。この力にポテンシャルがあることが理論的にわかったのは2ヶ月前(のKNST 論文)である。つきあうにつれ深みをましてくるように感じるのは面白い課題だ。[数年前にあっさり捨ててすまんかった。]