金曜日

朝の電車、事故で約1時間遅れで、大学につくとメールが復旧していないままでおたおたする。昼間、少し復旧したけれど、たまっている全てのメールを受け取る前にシステムがふたたびダウンしてしまった。平日に丸々ふつかメールが正常に作動していないことになる。さしあたり、重要なメールがくる予定がはいっていないのが幸いで、大きく気にはならない。しかし、毎日欠かさず見ている習慣になっているのでついつい気になってしまう。

それらのせいか、タイプに集中力を書き、予定していたことが設定時間内に仕上がらなかった。いかんな。帰宅してワープロを叩こう。

さて、昨日のあわずさんセミナーの余波で、つい化学反応ネットにとらわれてしまう。7年前ぐらいの科研費の申請書で、一段落ぐらい”化学反応ネットの制御”について書いたことがある。具体的には、「とまってしまった化学反応の蘇生の程度」について定量化すると掲げた。(申請書には書いていないが、これは強烈な個人的体験からきている。)結局、当時は、助走段階でお手上げで自然消滅した。ところで、昨日、素朴に観察できる反応の停止が、chemical な空間でのjamming と関係していることが明示的に意識化できたので、制御を含めたレオロジー的世界の諸々と化学反応世界の諸々がつながりはじめたように感じはじめた。ちょうど1年前、原田さんのところで実験をみながら、そのことを思い出して、脳の一部で再起動がはじまったのだけど、(あわずさんも昨日触れていたけれど)あの話との関連..というか、それを一段抽象化した形での研究をはじめたい。

タイトル: 化学反応ネットにおけるレオロジー -- ジャミング、履歴、記憶、制御 --

何をすればいいか。少し考えただけだけど、次々と案がでてくるではないか。そりゃそうだ。両者をある程度しっていたら、その関係を理解した瞬間、片方から片方に移すだけでも面白い。それに、やはり、この研究をしたかったのだ。ぼちぼちはじめよう。