水曜日

学会準備。みやまくんの講演では、ずり流下3次元コロイド粒子系の(SST-)shannon-like entropy を測る。今まで測れなかったものを測るのだからそれだけに単純に楽しい。しかし、その数値の意義はこれからにしても、数字の実感が欲しい。そこで、作業仮説をひとつはさんで、手許に普通にある実験系でずりをかけたときに生じるエントロピー差を平衡系で実現するには何度だけ温度をいじればいいのか「換算則」までつくる。ほう...。(みやまくんの計算違いでなければ)、僕の予想は大きくはずれていた。結果は当日のお楽しみ。

学会準備。太田君の講演では、興奮性素子振動子がサドルノード型で集団発火する系について「ガラス系」セッションで喋る。あたらしいタイプの臨界現象としての類似性を今までも主張してきたが、今回、臨界指数を理論的に計算する。計算手法は新奇で面白いし、結果は数値実験とぴったり一致している。なぜ、ガラスセッションなのか... という点を強調するためにスライド2枚を追加することを提案する。ガラス系との関わりは定性的レベルを超えてきているのだ。詳細は当日のお楽しみ。

学会準備。僕の講演では、中川さんの拡張クラウジウス講演をうけて、SST projectが大きく動いたことを伝える。構成は日曜日に組んだが、詳細はこれからつめる。発表練習をしないといけない..と思っている。

たまっているIwata-Sasa論文たちの公開に向けて、忙しくなっているが、ばたばたしてうまくいかず。k-core percolation のノートの手入れもすすまず。

学会中に検討する課題や読む課題をファイルにわけて整理する。今までももっとも重い荷物だな。大久保さんから紹介してもらった論文をみて青くなる。この問題意識をもたれると、Iwata-Sasa が含まれてしまうぞ。あわてて詳細をチェックしないといけない。

あ、おそらくこの「もっともタイミングが悪い時期」に、中村さんが訪問してくれた。元気に研究している様子を聞くのは、なりよりうれしい。タイミングの悪さより、うれしさがまさった。