日曜日

ふむ。project-jam5 はいい感じ。n=10^3 固定で dt-independent な部分を丁寧にひっこぬく。(転移点に近づくにつれ、dt を小さくしないといけない。たとえば、RK4, dt=0.01 だと0.83を超えるときびしくなる。)さらに、有限のn に付随する現象を仮定して、それをチェックしながら、今の問題でのn-depndent な転移点をおさえる。そして、転移点をそこにシフトすると、ほぼ完璧に綺麗なグラフになった。次にn を系統的に変えて、有限サイズ効果をひっこぬき、対応する物理描像を支える証拠をとれば、ひと段落のはず。

この作業をやって、fitting game の危険さはよくわかった。たとえば、単一のデータを処理するだけなら、"指数関数的slowding down" のグラフまでみせることもできる。単なるfitting でべき指数やVF or not を議論するのはほとんど意味がなく、その操作的決め方こそが大事になる。通常の臨界現象とちがって、その操作的決め方についての知見が圧倒的に少ないので、そこを蓄積していく時期だともいえる。それはきわめて物理的で考えることが膨大にある。こういうのを考えるのは楽しい。[ノートに○の絵をたくさん書いてうなっていると、「大学にいくと○をたくさん書くんだ。私は、○はひとつしかかかない。」と最近正方形を学んで図をかきはじめた次女がいう..。]

ちなみに現在の結果は、ライデンで予想した「k-core dynamics = (primary) jamming dynamics 」を見事にサポートしている。(そこに吸収状態がある危険は百も承知なので、その筋を否定するデータを出すつもりで作業を続ける。)