日曜日

昨日のモデル、ちょっとまだおかしいことに朝起きて気づく。マイナーな修正で対応できるけれど美しくない。うーん、一番簡単なのは、これかな。。でも、これだと"disorder phase" で流れるのか、もうひとつはっきりしない。現象論的にはいいけれど。ええい、面倒だ。プログラムを書いてしまえ。夕方からひと息で書く。

考えている模型は、対称性の存在によって対応する保存則が導かれその流体モードが現れるもっとも簡単なものになっている。この状態で少しでも非平衡にすると確かに「流れ」が生じる。そして、平衡のまま低温にすると対称性が破れる。問題は、僅かに非平衡のまま、低温にしたときの対称性の有無である。勿論、ざくっとした数値実験では、対称性が破れて流れが止まるかのように見えるが、先日の論文では、この破れがなくなるという主張である。しかも、平衡状態は非平衡軸に対して真性特異点のようになっているので、この破れを観測するのには大変な注意がいるとしている。

とりあえず模型はよさそうだ。数値実験はできる。非平衡 vs 対称性の破れ のおそろしく非自明な構造を暴くことができるだろうか。