月曜日

(不規則日程での)研究室セミナーで、さがわさん。学会の話を聞けなかったので、私的にお聞きしようと思ったけれど、折角だから研究室セミナーとしてお願いしたところ、お引きうけしていただいて実現した。論文が出版された「ちゃんとした話」でなく、アイデアの萌芽の段階にあることは了解していたので、外にオープンなセミナーとして案内しなかった。が、たくさんの人が来ていた。。。

こういう萌芽的な話は、個人的には大好きで、非常に楽しめた。勿論、まだ熟成していないからこそ、これから何が言えたらいいのかな、ということを想像したり考えたりするからである。前半の、粗視化スケールの変更に伴うエントロピー生成のうつりかわりは、数年前、はやしさんや原田さんと盛んに議論していたことだった。だからすぐに自分たちの論点を思い出した。僕たちの試行になくて、さがわさんが掴んでいることの差は(すぐに)わかったし、僕たちと独立してやっていた関本さんの話との関連にもすぐに思い至った。遅くならないうちに僕も整理したくなった。

後半の、学会で喋ったという話は、いわゆる「恒等式群」の背後にある構造を探ろう、という話で、少なくとも僕は考えたことがなかった新鮮な視点だった。(例えば、「恒等式群のまとめ」というと、ざいふぇるとのがあるが、それは僕にとっては100%自明だった。)勿論、田崎さんが、「ダメだろう」といっていることもよくわかるし、「要注意信号」の点滅をきちんと意識してすすまないといけないだろうけど。(* 言うまでもないけれど、(理由があっての)「ダメだし」は、本来、ちゃんとした若手への最大のencourage のひとつである。)

セミナー後雑談。いくつか書きとめたいことがあるけれど、また後日。