火曜日

福島研セミナー:間宮さん(物材研)のスピングラス物質のエージング動力学の実験について。この奇妙な動力学は奇妙なまま、最近では「業界レベルでの活発な議論」からは離れているが、やはり僕たちにとっては理解したい目標のひとつである。まだ、なんのこっちゃレベル、あるいは、○○を認めれば○○までは分かるけど、、というレベルでしかないが、ともかく実験が進んでいるのは大事なことだ。質疑応答の場面での太田君のコメントで、あぁ1年前あたりに岩田さんと喋っていた計画を思い出した。そうだよな、、、。色々と議論できることがたくさんある。実際の実験では、スピングラス転移温度より低温になると、「動力学しか」議論できない。だから、統計力学でがんがんおしていたグループもそこになると急速に弱くなる。うーん、アクセスしようか。

今日はイベントだらけだったのだが、僅かの合間の時間で、今月見ていた絵を検討していた。「よし、KT 相はない」と一旦は判断したが、帰りの電車でそう簡単に結論づけてはいけないことはわかった。しかしいずれにせよ、Z_2 x Z_2 対称性の破れが起こって状態方程式が異常になっているのはほぼ確実で、「破れた先がまだ乱れている」だけ、、といってしまえばそうなんだけど、それがどの程度の位置づけになっているのかを考えたり。