土曜日

早朝に目がさめて、布団の中で、高速に式変形して、昨夜の続きは絶望的だなぁ、、と納得して寝た。(どこまで本当かわからない。夢かもね。)ちゃんと起きて、昨日の日記にも書いた、交換MCよりも早く計算できる方法について、真面目にやっておくことにした。ところが何やらおかしい。何が何だか全く分からなくて相当に混乱したが、思考にバグがあった。そんなうまい話はない。あちゃー、これ前にもやった奴だ。結局、昨日考えたことなど全て無駄だということが分かった。

いい加減にしないとまずいので、素直に「様式C-19」作成にかかる。(これは科研費最終年度の人が提出する書類。)まだダメで、暫く作業してたら、またあれこれ考えたくなってしまう。外出する用事があって出かけたときも、つい考えてしまう。これでは病気で、通常作業に支障がでる。やめよ〜、やめよう、という言い聞かせモードに突入した。

様式C-19 が大体埋まって、木曜日に提出できそうな感じになったので、夕食後にまたノートを広げる。同じようなことをグルグルしている。落ち着いて、狙い撃ちで、ground state からの励起の議論だけに焦点をあてる。(これも何度もグルグルしたこと。)問題の核心は、その励起がフラクタル配置なことで、ドメインがあって界面がうんたらカンタラみたいな話やスピンがそろったところからスピン波がありまして、という話とは全く違う。状況を明示的に絞ったときの典型的な配置がやっとわかってきたように感じてきたとき、なんのことはないフラクタル図形はすかすかだから、転移点については、無茶単純な議論になるのでは。さらさらと書いてみると、あたりまえじゃん、転移が分かったような気がした。摂動論的現象論と呼んでいるけれど、ものすごい低温で転移がおこるような場合についての現象論はこんなものでいいんだろう。そこで求めた転移点は、ちゃんとself-dual line 上にある。

正しい議論かどうかわからない。いや、これまでの成り行きからすると、間違っている可能性が高いかもしれない。が、何となく、これでひと山を越えたかな。いわゆるガラス相については、変態としかいいようがなく、時間をかけて攻略するしかない。ガラス相内での数値計算は、僕の(素人)交換MC では全く収束しない。気分的には、昨年秋のBM-1-2 と類似している。また、統計力学的議論は、どうなっているのか見当もつかない。これらは、僕よりもプロの人たちにバトンを渡して、何とか3年くらいでちゃんとした理解をしたい。[今見ているのが本物という条件つきだけど。]