木曜日

セミナー中のセリフ:ゲーム理論って、確率過程がはやれば確率過程をとりこみ、力学系がはやれば力学系をとりこみ、ニューラルがはやればニューラルをとりこみ、ネットーワークがはやればネートワークをとりこみ... なんかその時代の流行りがわかるような研究が目立ってしまう。そのような研究から有意義なのがでる可能性は勿論あるし、試行錯誤は大事なので、一定の割合の研究があってもいいけど、原則、つまらない。だから、やっている人が「つまらないのを覚悟でやる」ならいいのだけど、何か、うわっつらの流行にのっただけの浅い話しかしていないのにさも大事そうに喋るののを見るのは、本当見苦しい。

セミナーで、僕がそんなことをいうことを事前に察知していたわけではないだろうけれど、今日の院生の発表で、「ゲーム理論の延長で何かをしたい、何をしようか」という悩みと現状と展望の紹介は大変気持ちがよかった。全く流行と関係ないし、ある種古典的だけど、いいんじゃないか。勿論、有意義なところにいくのは簡単ではないけれど、そういう挑戦はよい気がする。

他、議論1、議論2、議論3を終えて、明日の講演会の準備。うーむ。時間配分の様子がばしっときまらない。喋ることのリストを作りすぎたせいで、制御が難しくなっている。喋らないことを整理しておくべきか。。

明日の講演会、(おそらくは僕のことを知らない)依頼者は僕の喋りに期待しているわけではないだろう。はっきりいって8割の生徒が寝てしまってもいいと思っているだろう。「本校出身の東大教授が本校で講演した」という事実が私立高校の宣伝にとって大事なのであって、まぁ、話は...。それは重々承知している。それを分かった上で引き受けているし、だからこそ、それをひっくり返したい。と、意気込んではいるが、本当、難しい。あまりにも挑戦的すぎたか。(それに、早朝サッカーとかぶったのはきついなぁ。講演は夕方だから、睡眠不足のときもっとも眠くなる時間帯。言い訳はよそう。)

「出だし」と「最後」だけはもうちょっと粘って練ろう。