火曜日

ソール会議2日目:講演中は内職もせずに講演を全て聴いているが、後に残らないのもある。後で挨拶したとき、講演内容がでてこないのはちと間が悪い。ネットワークや進化や生物物理の問題は、プレゼンの途中から僕がどうでもよくなるからだろう。introは面白いけれど、各論部分は.....。(問題が難しいだって!簡単と思っているのは幻なんだけどなぁ。)ごりごり計算したものは、(質的に新しい結果がないよなぁ〜というのでも)、とりあえず頭に残るので、あとでも話ができるけど。

韓国のガイドブックを持ってきてないし、文化事情も大学事情も何も知らないまま来たので、雑談でそれらを教えてもらうことで知識は増えている。今回の会議では、できるだけ多くの学生と話をすることを目標にしている。ポスターセッションでも色々聞いたし、休憩時間に学生同士で雑談していても時々割って入っている。ランチは毎日組織委員と招待講演者だけで食べているし、今日のバンケットは最後列ににげて、学生のテーブルに紛れ込んだ。学生にとってはいい迷惑だったかもしれないが、一生懸命に喋ってくれるので、僕は楽しかった。

そのうちの一人は、研究対象が広義の複雑ネットワーク系だけれど、色々な質問に対して、非常にシャープな応答をして、途中からかなり感心していた。今年中に学位をとって、既に内定しているアメリカ(Santa fe)のポスドクに行くいるらしいが、なるほど、優秀な人もちゃんと出ている。名前を聞いて、「これからはpreprintをチェックするから。」と伝えておいた。[conventional な流行にのるだけの研究でない真に独創的なことができればいいな。](10人以上の教授たちの名前は中々覚えれないけれど、その学生の名前は覚えた。)

ホルへの講演は、昨夏+ε。(regular paper の粗草稿をくれた。)コンセプチュアルには、その話のもっとも堅い路線の研究をやっているのが僕の(5月模型の)話という位置づけかもしれない。具体的なことをするのが極めて困難という印象に代わりはない。ホルへとは、昨日の僕の話や流れる固体の話もする。preprint はDLしていたが、まだ読んでないということだった。転移がある、ということに驚いていた。(昨日の僕の講演時にいてくれれば、顔を観察できたのに。。。予定では間に合うはずだったのに、飛行機がどうしたこうした、、、といっていた。)ホルへとは4年連続で会っていることになる。