金曜日

さすがに昨日は落ち込んだ。娘たちに、「えぇー。萎えー。もう、やめるの〜?」といわれて、「いや、まだまだ、ここから..」とは言ったものの、気分的には崖の下まで滑り落ちた感じだった。夜中に性懲りもなく、ばたばたあがいたりしていたから、寝るのも遅くなって、朝起きたら、微熱気味でよくない。[「そういうときはろくなことがないから寝ろ。」と思うのだけど。]

朝の電車の中だけ考えようと、今後の方針を整理する。模型を変える案をいくつか出してみたが、どうも違うよなぁ。今の模型はよく出来ている。しかしなぁ、何で、素朴に思ったとおりに励起が抑えきれんかったんだろう、と考えると訳がわからん。確率的に大きな励起がありえることは分かっていたけれど、それにしても、この確率はおかしいんでないか。。。などなど。

いくつかの用事を済ませて、夕方の会議までの間だけ、もうちょっと朝の電車の違和感をはっきりさせることにした。1時間後くらい。お?何だ?よくわからないが、何てこった。ガウス消去法で構成できる充填パタンってずっとずっと狭いんだ。それに対称性もある。まず、対称性は消す。(対称性の破れの転移は見たくないので。)それでこの充填パタンのクラスがあって、それらは8枚のタイルで貼れるのか。まてよ、この8枚の統計模型を考えると、昨日の大きな励起は出てこないのでは。。。おぉ! ここからは加速。会議と夕食を挟んで、第一弾をくんでとばす。

何が起こるかは分からないが、これはいけてる。少なくとも大きく希望が持てる。X-模型II (8タイル模型)だ。またしてもたった一日で復活するとは。[しかし、この模型でうまくいったとしても、全ての計算がやり直しなので、予定より2−3週間くらいの遅れになる。うまくいくんだったら2−3週間の遅れなんて微々たるもんだが。]

しかし、今日の夜に予定されていた、いや、そもそも1昨日から順に先延ばしされた文書はまだ書けていない。きわめてやばい状況になってきた。