水曜日

内視鏡検査。朝、腸の洗浄をして、午後にさくっと検査するだけで、待ち時間は長いが、その間は論文に赤入れしたり読んだりすればいいだろう。帰宅後に講義準備して、他の案件をてきぱきすれば、大したロスはない。何となく、そういうプランだった。が、甘かった。

まず、昨夜の下剤が、朝の4時くらいに効きはじめて、そこで一旦起きるなどしたので睡眠不足気味。洗浄時は、最初は、快調に赤入れしていたが、途中で(酔い止めを飲んだときの船酔いのような)気分が悪い感じになってきた。そのため、赤入れ作業は中止。結局、2リットルの洗浄剤を予定の2時間では飲みきれず5分くらいオーバー。8人くらいが同時に同じ場所で飲むのだが、6人は2時間で終わっていた。(駒場の同僚のKさんが顔色ひとつ変えず淡々と飲んでいた。)途中からは、腸を洗っている感じで、ほぼ無色(薄いレモン色)の液体がそのままでてきた。相当に体力を消耗した。

検査は、検査する人、される人、その相性、などによって、苦楽が全然違う、ということを帰宅してから知った。僕は、初めてなので比べることはできないが、僕には楽ではなかった。緊張して力む人はダメみたい。そりゃ、僕はダメだ。「ここが○○で奥に見える○が○○です、、」と解説してくれるのと、すげぇ、と思って、突っ込んで質問したくなったりしたけれど、その声がでない程度の状態だった。結局、生検に出す必要が全くない綺麗な腸でした... とのこと。

帰宅後、水とお茶から復活。パンを少し食べる。無茶苦茶疲れていたし、気分も良くなかったので、布団に入って寝た。1時間だけのつもりが、まとまって寝てしまった。起きたら、気分は良くなっていた。で、夕食、講義の準備。うぎやぁー、講義方針がまとまらない〜、で時間がすぎてしまった。(歩きながら何度も案は練っていたのだけど、)90分の塊をどうするか、夏休みまでにどうするか、の両方の制約下で、何を伝えるのかの選択が難しい。