水曜日

セミナー8日目:僕の講演。今週の毎日のトップバッターのリストは、Kurchan, Spohn, Sasa, Jona-Lasino, Lepri になっている。(先週は、Evans, Ciliberto, Seifert, Derrida..) 朝1番に特に意味がないと思うこともできるけれど、正直プレッシャーはあったし、華やかな実験があるわけではないので、プレゼンに苦労するのは明らかだった。いくつかの試行錯誤を経て選んだ路線は、成功だったと思う。シニアーな方から若い学生まで「いい講演だった」といってもらえたのは嬉しいし、自分でもできることはやったので良しとしたい。(英語のアクセントは短期ではどうにもならないので、できることは話の構成とスピードの調整だけだが。)

特に、ほるへは、質問だけでなく、講演が終わったあとでも、「ふぁんたすてぃっく」と言いにきてくれたが、そんなことは始めてのことだ。昼休みもそれに関連して話をした。関本さん経由の情報だと、彼が悔しそうな顔をして「よい研究だ」といっていたらしいので、月曜日にうけた僕のダメージを少しは返せたかもしれない。また、すぽーんさんやいよならしにおさんなど主だった人たちが興味を示してくれたのも良かった。

やれやれだが、終わったわけではない。ほるへが考えている方向は良くわかるし、実際、そっち方向にいけるかどうかが雌雄を決する気がする。また、数理的にもくりすてぃあんが繋いでくれた話のもう一歩先を見たい。おそらく、この2点を突破できるかどうかがきわめて大事だと思う。戦いは始まったばかりだ。