月曜日

ぐらにっくの話は、例の話ではなかったけれど、(いつものように)綺麗で鮮やかでその先がありそうな萌芽的実験という僕がもっとも好きなタイプの話だった。しかもだなぁ、これ、今後僕が重点的にやりたい話の一部ともかぶっている。(例の話も僕のこれからやりたい別の話ともかぶっている。今回、ここにいるのはその話を聞くためだったのだが。)講演も素晴らしかった。

さすがに招待講演は全て実験と数値実験なので疲れてきて、午後後半のセッションはパスして、"large deviation 論点整理論文"のプロット文字編を書き始める。ポスターがはじまるところでちょうど予定のとこまでいった。夕食後、また書き始めて、予定のところまでいった。明日時間がうまくとれれば、プロット文字編が終わるかな。。(この論文は4月15日投稿を目標にしている。)

その論文で掲げる重要な問題の解決に向けては、僕たちは当然向かっている。具体的には、その論文には書かないけれど、当面の最終目標のごくごく一歩としてのテクニカルな問いをたてている。その問いが解けると、2年前だと全く計算できそうもなかった大事な物理量が計算できることになる。そこで使う物理の考え方も実に鮮やかなので本当に計算できると感動的である。その問題と解決のアイデアは冬休みに熟したもので、僕は途中でふにゃふにゃになって止まったままだけど、最近根本君が走っている。で、「計算できたかも...」、、というメールが届いていた。さぁ、どうかなぁ。