木曜日

昨夜、気合を入れて、先週月曜日に混乱していらいそのままだったSSTの問題にゆっくり向かう。定義を丁寧に書いて、丁寧に計算すれば、混乱はなくなった。なるほど〜。ささやかなことだが、少しは賢くなったか。比ゆ的にいうと、対称化シャノンが第一法則にあらわれ、普通のシャノンが第2法則で縛られる。運動量自由度などodd parity の変数があると、この二つが結びつかない。Hatano-Sasaと今よばれているものは、この第2法則の表現だが、解釈がきちんとつけれるのは、第一法則がくっつくover-damped な場合だけ。ただ、平衡近傍だけをみると第一法則だけで状態変数がつくれる、というのがあって、それがKNST。もともと、僕は、Hatano-Sasa の前に dual から入っていたし、Hatano-Sasa 論文のリマークにもそのことを書いていたが、その一方、dualから強引に変形していったのが対称化シャノンのはじまりだった。なんで起源が同じなのに、片方でシャノンで、他方で対称化シャノンなのか、ずっと疑問だったのが、これですっきりした。(2年前に途中までやっていたのを放置していたのを最後までやったことになる。)ただ、質的に新しい主張はなく、この定式化での拡張クラウジウスが少し綺麗な形にかけるくらいか。。。ここまでが昨夜26時。

朝、論文査読依頼があった。終日ばたばたしていたので、帰宅してから、ちらっと見る。あれ....その少し綺麗な形の拡張クラウジウスが「主張その2」として書かれている。あれま。もちろん↑のような論点で整理をしているわけではないが、命題はおそらく同じだろうな。(系が違うので1:1に対応するかどうか精度をあげてみていない。)ソール講演とその会議録の準備を意識していて、一応ギリギリ新規も入れて何とかなったと思ったのに、またがっくり。。まぁでも、万が一一日ずれていたら気分的にはもっと沈んだかもしれない。