月曜日

2限、3限、5限と喋りっぱなしで、疲れた。放心状態に。。夕食後は、うたたねをしていたらしい。

2限は、(今や自明レベルで証明可能な設定での)第2法則を超えて、「一晩眠って次の朝に2回目の操作をしたときの第2法則」について。絶対に成り立つ下限を紹介する。日曜日の準備では、具体例でそれの摂動的評価を加えて、気分をつかんだが、その結果を紹介する余裕はなかった。いずれにせよ、もう少し全体を綺麗に見通す理解が欲しいし、今やできる気がするのだけどなぁ。。でも、見え切っていない。

3限は、ピュアグラスの問題を理解するための背景について研究室で喋る。自分の話の直前まで。(非線形動力学分科という名称なのに、Ruelle-Takens を誰も知らないのは少し驚いた。...うーんん...。基礎教養としての講義が必要なのかもしれない。力学系、確率過程、非平衡論、情報理論、計算論、特異摂動...は学部でもやらないし、大学院講義でも普通はないからなぁ。僕は、統計力学量子力学が独習だったのと同じようにこれらも基本的には独習だったけど。)

5限は、1回生のポケットゼミ。割とおとなしいメンバーたちで、「わからん、わからん」とまぜる人がいない。仕方ないので、僕が、「わからん、わからん」といっている。1,2回生のときの僕が「わからん、わからん」と騒いでいたことをそのまま言っている。そうやって言われると、皆も、「その次」を考えるようになり、結果として理解が深まるのに。。「わからん」と言わないと、表面的なことだけで終わってしまう。(今日でたひとつの問題では、理想気体エントロピー統計力学による計算で、運動量空間の体積積分でいいのはどうしてか。表面近くだけでないのか。あれ、計算したらどっちでも同じだが、これはどういうことか...とか。計算して同じだからいいやん、、というのでもいいが、気持ち悪いやん。当時の僕が騒いでも多くの人は相手にしてくれなかったが、(逝去してしまった)友人のNは辛抱強くつきあってくれた。それについての彼との会話はほとんど記憶している。....今日の2限の講義でもでてきたけど、高次元空間での分布のイメージを正しくつかまえる、ということにつながっているんだぜぇ〜。)