火曜日

くにひろさんところで「流体方程式導出の話」を2時間半。相対論的流体方程式もこの延長上で...と宣伝する...という目的もあるが、それ以上に、流体方程式導出に感心をもっているのは、統計や非平衡にはあまりいなくてむしろ原子核理論関係の方が多い気がするので、お話しさせていただいた。次の問題への的確な指摘をいただいたが、それは僕自身がまだぼやっと考え中なのではっきりと答えれない。渋いが大事なことにもつながると思う。(現在の論文草稿には、その点については一切ふれていない。)

流体研究者にも原稿を投げておいたら、素晴らしいコメントが返ってきた。原稿のいくつかの部分を訂正する。

しかし、いよいよまずい。まず、ソール講演...。昨夜、講演プロットを(まだ)練っていて、やはり最後は Sasa-Tasaki で終わろうと考えていた。あの現象論をもう一度ミクロから検討することは大事な気がする。(10年前にやっていて廃人状態になったけど。)特に、flux-induced osmosis は見事なまでに本質的な提案だと思う。むろん、「理想化」がかかっているので、数値実験や実験でみる方法が不明瞭だったけど、今なら「理想化」の実現に向けて再度チャレンジしてもよい気がする。自分の研究の部分では、 Hatano-Sasa -> KNST -> Sasa-Tasaki の順序で構成し、 昔の話(Landauer, Oono-Paniconi)や独立した提案(Ruelle)や最近の膨大な研究たちを今の僕の目でみたひとつのストーリーに埋め込む、という形かな。。25分におさめる。間に合うかなぁ。。(Sasa-Tasaki を現象論でなくてミクロからやるということも考えていた。色々と壁があるけど、何とかなるかもしれない。。)