金曜日

王君が京都を離れた。5週間の滞在だった。まだM1だが、熱意にあふれ、回転が速く、話をしていて大変刺激的だった。(M1だから)まだ知識が足らないところはたくさんあるものの、将来が楽しみだ。今日は昼ごはん前後に最後の話をした。確率過程の縮約に伴う記述に焦点があたり、今日は、具体例を踏まえて、予想1,2を持ってきた。合理的な予想だが、数式では自明に見えないなぁ。。。というあたり。

夜、手を動かすと、少しは前進した。彼の予想を示すには、Kawaguchi-Nakayamaの隠れたエントロピー生成をさらに分解して...という方針がいいのではないか、と言ったのだが、それを実際やってみた。綺麗な分解はできるし、彼が問題した量を簡潔に表現できるのだが、まだそこからの展開で止まってしまった。あと一歩かな。予想2の方はもっと難しい。それでも簡単な模型では全部抑えているので、何とかなるかな。

離れてしまうとそう簡単にいはいかない。近くにいると15分の話でも相当に前進するが、ノートのやりとりだと夜に読んで...となるし、そもそも読むのは面倒だしなぁ。しかし、折角の縁だし、今後も交流する機会があるだろう。