日曜日

朝起きてから17時までにやらないといけないことを決めて、16:55分に終了。ふー、仕事した。

で、少し休憩して、蔵本振動子の問題へ。昨日散逸定数を計算した振動数分布で、蔵本転移点を具体的に計算する。勢いにのって、数値実験のプログラムも書く。さらに加速して、素子数、臨界点からの距離、ノイズ強度を適当にきめて、たたっと走らせる。

非同期相での(指数緩和の)減衰定数の数値実験での値は、理論値とぴったり一致した。昨夜の計算は間違いでなかったようだ。おぉ、(簡単な問題とはいえ)やっぱり気持ちいいぞ。6日前の夜に平均場XYの数値実験プログラムを書いて、1週間たたないうちに、蔵本振動子の緩和をみて理論値と比較して一致することを確認するところまでいった。昼間は用務でぎっしり埋まっている週にもかかわらず、このスピードは自分でも全くの想定外だった。まだまだ俺もいけるやん。

さて、しかしながら、これまでは頭を全く使っていない。単に(マシンのように)鉛筆で計算して、単に(マシンのように)数値実験しただけ。ここからが問題で、その理論で前提としたweak noiseは、臨界点からの距離が有限だとゼロにもっていってはいけない気がする。気がするだけだが。自由度との関係もある。ありとあらゆることが微妙な関係で結ばれている。これを理解しないといけない。実際、ためしに、ノイズをきった場合(純粋蔵本模型)の観察もしてみたが、「ほぼ」指数緩和で減衰定数はその理論値がベストに見えるが、何かふらふらしていて、まだ確定とは言い切れない。そのあたりをゆっくりと丁寧に考えていこう。

いずれにしても、このトピックで特集号投稿論文を書こう。大きな問題設定や考え方や具体例での計算など、現時点でも十分に内容があると判断していいだろう。これも今週から立ち上げないと間に合わないが、時間配分をどうしよう。