日曜日

花の都パリ。月曜朝から金曜夕方まで予定がぎっしりうまっている。日程的にはなかばヤケクソ気味だが、多くの人と会って話をすることに重きをおいた案として、考えうる限り最高の案にした。苦手な日程調整も完璧に終わらせ、あとは、実際の議論がどうなるか... 。うまくいけば非常に楽しい機会になるだろうし、うまくいかなくてもよい経験にはなるだろう。いずれにせよ、今年度でもっとも大きなイベントであることには違いない。

どういう結末を迎えるのか、わくわくする頃..... のはずだったのに、もう、おわってしまった。予定では、今、飛行機の中にいる時間帯だが、まだ千葉にいる。インフルエンザにかかってしまった。推定5日間の外出禁止。

金曜日の朝、ちょっと具合が悪いな、、と思ったが、体温は平熱+0.2 度なので、大学にいった。stat-physのアブストの改訂のため、やや睡眠時間が少なめで疲労感があるのはわかっていた。午前中は何事もなかったが、午後から咳が少しではじめ、熱がでてきた。やばい、、と感じて、ともかくすべき仕事を最小にして全部おわらして、17:30に大学を離れる。帰宅後、ひたすら眠る。土曜日の朝、目がさめたら熱は下がっているだろう、と期待しながら。なんか、パリの人たちがたくさんでてくるおかしな夢をみた。

土曜日の朝、比較的気分がいい気がして、いけるかな、、と思ったが、体温を測ると38.8度。インフルエンザがはやっているらしいよ、、と妻にいわれ、まさか、、と思ったが、ともかく病院へ。症状を説明して、のどをみてもらい、触診をうける。その範囲では、インフルエンザではないと思う、との医者の推測だった。が、明日からパリ出張があることを伝え、検査してもらうことにした。結果は、インフルエンザ。これからどんどん酷くなるらしい、、。タミフルを生まれてはじめてもらう。

土曜日のうちに、フライトとホテルのキャンセルだけはしないといけない。夕方まで眠ったあと、這うようにしてキャンセルをする。フライトのキャンセルは電話番号がもらった紙には書いていないし、web page でもなかなかみつからない。やっとつながった。ホテルは、web からキャンセルできるはずだが、そのページになぜかつながらない。仕方ないので、メールで直接書いた。

日曜日の朝、薬が効いて楽になったのか、、と思ったが、体温は38.5 度。昼、パリで会う予定の人たちにメールを書く。アポをとった10人(セミナーや議論で合流する人は含まない)全員にメールを書く。午後、布団の中で意識朦朧状態ではなくなってきて、少し頭が動くようになってきた。そうすると、虚しさを感じるようになってきた。仕方ないのだけど。。

時期が少しずれて、金曜日のフライトだったら、パリについてからずっと高熱でのたうつことになっていた。これはしんどい。そのことを思えば、フライト前日にインフルエンザだとわかったのは、不幸中の幸いと思うべきだろう。変な合理化の仕方かもしれないけど。