火曜日

岩田さんとの話は、ころいど間相互作用が与えられたときに、そこからガラス転移を明示的な近似の列で議論しようとするものだが、その方法の核心部分は、分子ガラスに対する動的密度汎関数数による記述を前提にした解析にもつかえる。先にそっちをみるのもありえるかな、と思うと、具体的な結果をみたくなって、計算の部品つくりにはいる。[昨日のエルミート関数のフーリエ変換について、係数まで簡単に決める方法を岩田さんから聞く。そうか、いわれてみればそっちから考えるべきだった。]

幸いなことに(?)昨日依頼していた事務仕事の資料が僕の手元にまだ届かないので、今日予定していた事務仕事はなしにして、研究に専念する。どうしても行列計算が必要なので、まず、それをそろえないといけない。D1のときには大型計算機のライブラリーをつかい、A1のときは、mathematica をつかった。記憶するかぎり、この2回しか経験がない。今回まよったあげく、結局、パッケージではなく、numerical recipes にもとづいて、固有値固有ベクトルを求めることにした。(QR 法で固有値をもとめて、逆反復法で固有ベクトルをもとめる。固有ベクトル計算の途中までで時間ぎれ。続きは週末。)全部手で計算できる toy model もありえるのだが、そこをわざわざ手で計算できるように工夫することにたいした価値を見出せないので、その路線はとらない。

そんなことをいっていたら、なるべく汎用性の高い形式にすることにこだわりはじめてしまった。その点からするとまだ不完全なので、はっきりさせないといけない。。うーんん。面倒だなぁ。例題ひとつの toy model がいいのか? スタンスがはっきりしない。


Harada-Sasa の改訂もおおづめになってきた。Referee Bへの返答も原田さんがポイントを確実におさえた案を書いてくれたので、朝の電車で少しだけ改訂して、昼には原田さんにわたす。今週中には再投稿できるかな。