日曜日

サドル接続分岐のまわりの揺らぎがOnsager-Machlup type だと仮定したとき、動的相関が発散するのがもっともらしいことを先日のχ_4論文で示したけれど、その仮定は全く自明ではない。とある状況設定で、その揺らぎの式をまじめに導出しようとしているが、どうも雲行きが悪い。今日、練習問題のひとつとして、論文で仮定したのと似た形になる(が別の)揺らぎの式をまじめに扱うと、動的相関がでるどころか、揺らぎで時間相関ぷらとーすら消えてしまうこともわかった。(モデルも状況もおそろしく簡単にした玩具のレベルなので、これがどこまで真実と関係しているのは不明。)

ミクロにもどらずともマクロ側だけでそういう分類はできるはずなので、それは8月にやろうとしていたが、まだすすんでいない。(project-G もそのひとつ。)それはそれでおいておいて、最近は、ミクロ側からみていく鍵を探しているのだが、今日のような結果をみていると、気分が落ち着かなくなって、おたおたしてしまう。そもそも、χ_4論文の結果に対応する物理的描像はまだ理解していないのだった。

おたおたしても何もすすまないので、定常分布の表現に関するノート書きに移行する。学会発表に対応する精度のスケッチから書いているのだが、introduction と conclustion をのぞいてスケッチは終わったようだ。計算のチェックをしながらこれに肉をつけていこう。今のところ何に使えるのかもわからないが、カレントの2次の項までの寄与の表現として思ったより綺麗なものだし、まぁ当面は、あいた時間に作業を続けよう。