木曜日

やべぇ。時間が流れる。。

10月にあった高等研の研究会の報告書をだす予定であるが、最初に原稿をだしてくれたのは川崎先生であった。お礼の返信をして、directory に保存したついでに、ざっと眺めると......え、この日記を引用してコメントを書いてくださっている。たしかに公開している文書には違いないから、文献にあたるのか...? いや、それより、川崎先生が見ているのか?(そういえば、ご覧になったことがある、、とはおっしゃっていたが。)....

それはともかく、収録の前半部分に書かれた論点整理にむけての考察は一読の価値があると思う。(翌日追加:後半部分に価値がない、という意味ではない。後半はご自身の研究の紹介なので、専門家でも難しい。)おそらく、多くの人が動的相関の理論化の重要性を認識しはじめて、僕もやっと理解してきたばかりだけど、そこに焦点があたっている人たちが日本には非常に少ないのが何だかさびしい気もする。日本の理論家だと、川崎さんの次の世代が僕と宮崎さんになるもんな。。勿論、問題は面白いけど難しく、本当のブレークをできるかどうかはわからないけど。関連して、太田君の話を聞いていると、少し別の可能性も感じ始めてきた。少し時間をとって考えないとわからないけれど。

太田君は、M1 だけど、怒涛の勢いで考えるための新しい材料を集めている。この勢いは素晴らしい。また、みやまくんの学会発表、岩田さんの学会発表とも「一級レベル」まで到達しているので、皆さんを十分に楽しませることができると思う。来年度は、M2以上の研究室メンバー全員が常に論文を書いている状態を1年間維持することができそうな気がする。

夜、中村君の論文草稿をみる。最初の論文の「第一稿」と最後の論文の「第一稿」の差を知っているのは本人と指導教官だけだが、進化の様をみるのはうれしいことだ。