火曜日

ポスターで、やっと中村さんの非平衡・Ads/CFT の話を聞けた。11月の会議でもポスターはあったけれどぼくがいったときにはご本人がいなかった。ぼくはstring関連の理解はゼロなので、テクニカルな部分は何とも言えないのだけれど、ぼくが理解したい特異な輸送現象を端的に示すことを(その範疇で示せる)非平衡模型になっていて、うーん、、レベルを少しあげようか。5−6月に中村さんを研究室にお呼びすることは決めたけれど、 それまでにどこまで勉強するか。。

高橋研の院生が講演していた実験の凄さは素人目にもすぐにわかるけれど、何となく素朴な茶々を入れたくなったので、ちょいといってしまった。あとで高橋としゃべって、位置づけは少しわかってきた。(正直いって、今のぼくの理解が浅いので、精度が悪いのだけど。)しかしまぁ、少なくとも、おもちゃ箱的な面白さがあるのは間違いない。おもちゃ箱が持つ潜在的力は確かにあるので、あと10年くらいは楽しめるのかもしれない。[高橋は大学の同期。]

武岡さんの量子測定の実験については、ぼくの質問の仕方が下手くそだった。(後で質問しなおした。)失敗することもあるさ。失敗しないと進歩しないし。

昨日の日記に書いたM 先生が、ポスター会場で、ぼくを見つけて、「昨日の話、迫力あったなぁ。久しぶりに佐々ぶしを聞けて良かった。学問的にはこれからだけどなぁ。」と最後の的確なフレーズをきちんと加えたたコメントを頂けたのは本当にうれしい。(「迫力あったねぇ」というコメントはある程度いただいて、これももちろんありがたくてうれしいことだけれど...最初の5分だけ聞いてあとダウンしても言えることだから半分くらいのうれしさなんだ。)

そのコメント頂かなくても、ぼくは講演中、M 先生の方はよく見ていて、大層熱心に聞かれていたのは知っていた。ほかには、講演中、九後さんも視界に入っていて、最初熱心に、途中で少し寝て、あわてて起きたのも知っている。「こら、起きろ!」とぼくが心の声を発したのが聞こえたのかしら。。きっと、60歳くらいの川崎先生と同じように、集中しておられたのだろう。九後さんは、昨年度の夏の、あのクリスの名講演のときも途中で寝ていたから、、ま、....。ちなみに、最近の川崎先生は、京阪奈、京都、プサンと三つの会議でご一緒したけれど、驚くほど熱心に講演を聞かれている。