火曜日

2週間以上にわたって混乱していた、ファンデルワールス界面まわりの問題はやっと終わった。初等的な勘違いや単純な計算間違いや特異摂動のテクニカルな間違いや物理的な勘違いなど、間違いのバーゲンのように、ありとあらゆる間違いが組み合わさっていた。物理的条件として何を要請したらどこまで決定できるのか、ということをやっと完全に理解した。論文のSMで書いていたのだが、本文とぶつからなくてとりあえずよかった。

それに関連して、抑えないといけない事項があったのだけど、難しくて分からない。多分、成り立たないかな。。と思っていたら、中川さんがマセマティカで計算した範囲では、どうも成り立っているようだ。不思議だな。。このnew-SST の話、定性的に理解できていることもそれなりにあるけれど、マセマティカでしか分かっていない事項も増えてきて、完全に腑におちていない。数式処理プログラムで成り立っていることを示せない、というのもいかんなぁ。。何かの仕掛けが働いて、すぐには計算できない関係式が成り立っているようなのだけど、まっすぐに計算していくと、とても到達しそうにないんだよな。

Adrian 滞在プログラムとしてやっていた問題、昨夜、Andreas から僕の30分の数値実験結果と違う、、とメールが送られてきた。うぬぬ、と、2時間かけて細部までちゃんとチェックしたが、僕のも間違いではなかった。今日になって、結局、二人ともあっていたことが分かったが、全く想像してなかったことが起こっている。極めて単純な問題で先行研究もあるかもしれないが、ブレインストーミングとして先週の火曜日の雑談から初めて、あれこれ考えると中々面白い。しかし、非平衡多体ダイナミクスでちょっとタイプが違うと説明ができないのは情けないなぁ。こういう問題は、院生の頃からある種ずっとやってきているのだが、「30年たっても進歩ない感」が強い。(もちろん、一度理解したパタンだと即答できるし、そういうのも増えてきたのだが..)